さっそく試食してみました。バーミキュラの「ライスポット ミニ」は粒立ちがよくしゃきっとしていましが、「かまどさん電気」で炊いたごはんはふっくらしていて甘く、やさしい味わい。おかずを引き立ててくれます。少し冷めたごはんも美味しく、おにぎりにもよく合いそうです。

  • 「ライスポット ミニ」vs「かまどさん電気」

    ごはんがふっくらしています

  • 「ライスポット ミニ」vs「かまどさん電気」

    やさしい甘さが口に広がります

工場で見学したところ、バーミキュラと同じく、職人が一つ一つていねいに仕上げていました。これだけ時間と手間をかけているのであれば、大量生産は難しいと感じました。

  • 「ライスポット ミニ」vs「かまどさん電気」

    職人が粘土を「ガン!ガン!」と手で叩いて伸ばしているので驚きました

  • 「ライスポット ミニ」vs「かまどさん電気」
  • 「ライスポット ミニ」vs「かまどさん電気」
  • 手で伸ばした粘土を機械にかけ、フタを作っていきます

  • 「ライスポット ミニ」vs「かまどさん電気」

    一つずつ余分な場所を削り出し、形にしていきます

  • 「ライスポット ミニ」vs「かまどさん電気」

    釉薬をつける作業も手作業

  • 「ライスポット ミニ」vs「かまどさん電気」

    乾燥、焼成、釉薬を繰り返すため、できあがるまで日数がかかります

  • 「ライスポット ミニ」vs「かまどさん電気」

    江戸時代から昭和40年代まで稼働していた「16連房登り窯」がありました。現在は国の登録有形文化財となっています。現在は別の場所に4連房登り窯を設置し、年に一度、稼働しているそうです。赤字ではあるものの、勉強のために付加価値の高いもの、一品ものだけを焼いているそうです

個性が違うごはん、好みを見つけたい

これまでも家電メーカーの工場をいろいろ見学してきましたが、今回訪問した2社は職人の手作業が多かったので驚きました。長年修行を積んだ職人が、一つ一つていねいに作っているので、大量生産が難しいのも納得です。製品にもあたたかみがあり、愛着を持って長く使えそうだなと感じました。

バーミキュラ「ライスポット ミニ」は、ごはんのほかにもさまざまな調理ができます。ごはんは粒立ちがはっきりしており、香りがよく、しゃっきり。自動調理としても優れているので、調理道具としても楽しめそう。炊飯器を兼ねた自動調理鍋の機能がほしい人におすすめです。

長谷園×siroca「かまどさん電気」は、「やっぱり土鍋で炊いたごはんが好き」という方に注目していただきたい製品です。多機能ではありませんが、炊き上がったごはんは土鍋らしい甘さで、弾力抜群。オール電化などで土鍋が使えない家庭でも、これなら土鍋ごはんを毎日味わえます。火加減の調整をすることなく、完璧な仕上がりで炊いてくれるのも魅力。おにぎりにも絶品でした。

炊き上がりの方向性は違いますが、どちらで炊いたごはんも文句なしの美味しさです。ごはんの好みや、ライフスタイルに合わせて選んでくださいね。