冷蔵庫内がうるおってるね! R-HWシリーズ

R-HWシリーズ最大の特徴は、冷蔵室用と冷凍室・野菜室用に冷却器とファンを分けている点。従来モデルでは、冷蔵室と冷凍室で1つの冷却器とファンを共有していました。冷凍室を冷やすわけですから、冷却器の温度は低くなり、空気は除湿されてしまいます。そこで冷蔵室用の冷却器があれば、冷却器の温度を高く設定でき、水分を含んだ冷気を庫内に循環させられます。そのため、冷蔵庫内の湿度を高く保てます。

  • 真空チルド「R-HW60J」

    真空チルド「R-HW60J」

  • 真空チルド「R-HW60J」

    冷却器とファンが2つついている図解

説明会では、日立アプライアンスの冷蔵庫2013年モデル「R-G6700D」と、新モデル「R-HW60J」の性能比較として、それぞれ冷蔵室でラップをかけずに1日保存したサラダや蒸しパンを見せてもらいました。結果は歴然。R-HWシリーズで保存したサラダはふっさりとしています。一方、R-G6700Dで保存したサラダはなんだか平べったく……。筆者はこれまでの人生で冷蔵庫内の湿度なんて気にしたことなかったのですが、これは侮れませんね。湿度恐るべし!

  • 真空チルド「R-HW60J」

    冷蔵庫でラップをかけずに保存したサラダと蒸しパン

  • 真空チルド「R-HW60J」

    右側のR-G6700Dで保存したサラダは、明らかにかさが減っていました

  • 真空チルド「R-HW60J」

    蒸しパンは、R-HW60Jで保存したもののほうが少しだけ柔らかかったです

真空チルドや野菜室の仕様は、2017年モデルを踏襲。食材を真空チルドで密閉保存することで、食材の酸化や乾燥を抑え鮮度を保ちます。野菜室では、プラチナ触媒を放出することで、野菜の栄養低下を抑えます。

  • 真空チルド「R-HW60J」

    右側はR-G6700Dの冷蔵庫で保存したマグロ。黒く変色していますね

  • 真空チルド「R-HW60J」

    左からR-HW60JとR-G6700Dの野菜室で8日間保存した野菜。右側のR-G6700Dで保存した野菜は元気がありません

そしてなんといっても大容量! R-HW60Jの冷蔵室の容量は308L(うち真空チルドルーム15L)、冷凍室は180L、野菜室は114L。冷蔵室のドアポケットも広々としていますよ。R-HW60Jのドアポケット1段目には、2Lペットボトル×5、1L紙パック×3、900mlペットボトル×1が入ります。ドアポケット2段目、3段目には、合わせて350mlのビール缶が28本入りました。いいなあ。筆者、おっきな冷蔵庫を350mlビール缶で埋め尽くすのが夢なんです。筆者宅では容量約500Lの冷蔵庫を利用していますが、ドアポケットは狭く、調味料でいつもぎゅうぎゅう。缶ビールが入りません。

R-HW60Jの本体サイズはW68×H1833×D738mmと、容量が同じくらいの他社の冷蔵庫と比べて少しコンパクト。体感では筆者宅の500L冷蔵庫と同じくらいかな、と感じました。R-HW60Jの推定市場価格は37万円前後(税別)。容量520LのR-HW52Jは、推定市場価格が32万円前後(税別)となっています。

  • 真空チルド「R-HW60J」

    缶ビールもたっぷり! 調味料を入れても余るスペースです

  • 真空チルド「R-HW60J」

    ドアポケットは高さを調整でき、日本酒の一升瓶も入れられますよ。一度、これだけ大きな冷蔵室をすべてビールと日本酒で埋めてみたいものです