KDDIは3月12日、動画メディア事業を展開するエブリーと資本業務提携契約を締結したことを発表した。KDDIは同日、エブリーが第三者割当増資により発行する株式を30億円で取得し、今後、持分法適用関連会社とする予定だ。両社は、2018年7月を目途に共同でライブコマース事業を提供していく。

  • KDDIとエブリーがライブコマース事業

KDDIは、2016年2月に「auライフデザイン戦略」を発表し、通信サービスに加え、電気、金融、物販 (EC)、決済、ホームIoT など、日常の生活を支えるサービスを提供している。また、エブリーは、レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」、女性向けライフスタイル動画メディア「KALOS」、ママ&ファミリー動画メディア「MAMADAYS」、ニュース動画メディア「TIMELINE」の4つの動画メディアを運営し、料理、家事育児、美容、ファッション、ニュース、ライフスタイル、エンタメなど、幅広いジャンルの動画を配信している。

今回の資本・業務提携により、KDDIとエブリーは、インターネット上で出演者が生放送にて商品の魅力を伝え、視聴者がリアルタイムに質問やコメントをしながら商品を購入できる「ライブコマース」を提供していく。同サービスは総合ショッピングモールサービス「Wowma!」などへも展開を予定している。

また、エブリーの既存動画コンテンツとKDDIアセットを連携したEC事業の企画、開発を推進していくなど、国内EC事業の強化に取り組んでいくとしている。