最後に「Qua phone QZ」の基本性能についても触れておこう。

本体サイズは72×145×8.7mmで、重量は約136g、バッテリー容量は2600mAh(いずれも暫定値)となっている。また、プロセッサー(SoC)はSnapdragon 430(MSM8937/1.4GHz×4コア+1.1GHz×4コア)で、普段使いには十分な処理性能を持つ。

メモリは3GB、内蔵ストレージは32GBあり、デフォルトでは65%ほどが未使用の状態だった。これならアプリをダウンロードしたり、写真や動画を撮りためても、すぐには容量不足になることはなさそうだ。

  • 内蔵ストレージは32GBで、21GBほどが未使用だった

液晶のサイズは5インチで、解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)。OSは最新のAndroid 8.0を採用している。

背面のメインカメラは1,300万画素、前面のサブカメラは500万画素となっている。メインカメラは像面位相差オートフォーカスを採用しているためピント合わせが速く、シャッターチャンスを逃さずサクサク撮影することが可能。撮影機能は「おまかせ」のほか、自分で露出などを決められる「マニュアル」や、明暗差の激しいシーンで白飛びや黒つぶれを防ぐ「HDR」など、一通りの機能は揃っている。

  • 背面には1300万画素のメインカメラが搭載されている

  • 撮影機能も一通りそろっている

ちなみに、撮影データなどは内蔵ストレージのほか、microSDカードにも保存することが可能。本製品はUSIMカードスロットがmicroSDカードスロットと一体になったタイプが採用されている。カードスロットのトレイは爪で引っ掛けて比較的楽に取り出せるようになっており、出先でもmicroSDカードを交換しやすいのはありがたい。

  • USIMカードスロットとmicroSDカードスロットが一体になったタイプを採用している

  • microSDカードスロットを脱着する際は、一旦電源を切る必要がある

このほか、電源ポート兼用の外部接続端子には、USB Type-Cが採用されている。全体的に尖った性能は少ないものの、将来に渡って安心して使えるように性能や機能がバランスよく搭載されている印象だ。

  • 電源ポート兼用の外部接続端子にはUSB Type-Cが採用されている

auの公式オンラインショップでは一括払いで32,400円と、かなり値頃な価格設定になっている。リーズナブルな端末を探しているユーザーはもちろん、トレンドに敏感な学生、個性的なデザインのスマホを探している新社会人などにも、ぜひ注目してほしい製品だ。