使い勝手の面でも工夫が凝らされています。たとえば、OSを変更したことによって、あまり書き込みが発生しなくなっているため、イキナリ電源を落としてもあまり深刻なトラブルにはならないそうです。また、Music Plug and Play(仮)と呼ばれる方式を導入し、音楽データが入った専用USBメモリを差し込むだけで即、音楽再生ができます。こちらもUSBメモリをいきなり抜いても、再生が止まるだけでエラーが出ないようになっています。
コントロールには専用のスマホアプリを使いますが、使い勝手を向上させる一環として、Amazon echoのスキルにも対応していました。「アレクサ。おじゅうで再生」と話しかけると、それをAmazon側のサーバーが判断して、JU-001側に再生コマンドを送る仕掛けです。
ということで、興味がある読者諸氏もいらっしゃるでしょう。しかし、技術説明会という名前が示している通り、JU-001はまだ発売を前提としたものではありません。
4月28日~29日に中野サンプラザで開催される「春のヘッドフォン祭」にて、JUシリーズを展示する予定とのこと。反響が大きいほど商品化が近づくはずなので、春のヘッドフォン祭に出かけて、現物を見て、聞いてみてはいかがでしょうか?
JU-001の価格がどのくらいになるのか気になるところですが、5万円から10万円くらいを考えているようです。また、今回はDACの入ったJU-001とUSBストレージのJU-002ですが、ヘッドホンアンプのJU-003、CDプレーヤーボックスのJU-004も構想には入っているということなので、春のヘッドフォン祭では「4段重」になっているかもしれませんよ。