東プレは9日、PC用キーボード「REALFORCE」の第2世代モデル「R2」シリーズのテンキーレスモデルを発表した。4モデル8機種を3月14日に発売する。現行のフルキーボードモデルからテンキーを省いた製品で、現行モデル比で約20%の省スペース化を果たしたという。希望小売価格は19,800円(税別)から。

  • REALFORCE R2シリーズ。上側、アイボリー色のモデルは標準モデル。下側のブラックはAPC機能+静音モデル

「REALFORCE」の第2世代モデル「R2」シリーズは、2001年に発売された初代モデルからデザインを刷新し、特に縦幅を大幅に縮小したキーボード。2017年9月に第1弾としてテンキー付きのフルキーボードが発表されており、今回発売する新製品はこのテンキーレスモデルとなる。入力スイッチは、軽いキータッチの静電容量無接点方式が採用されている。

「極力、省スペースやコンパクト化を意識した」という今回のテンキーレスモデルは、91キーの日本語配列を採用。ライナップはフルキーボードモデルと同じ4モデル8種類。上位モデルでは、独自のAPC機能(アクチュエーションポイントチェンジャー機能)も採用されている。

  • 両手を置いてみたところ

APC機能は、1.5mm/2.2mm/3mmの3段階で、キーの入力位置(アクチュエーションポイント)を設定できる機能。例えば、1.5mmに設定すると通常時より素早く入力できたり、重要なキーを3mmと深く設定することで不意の誤入力を防げたりする。入力位置は本体右上に配置された専用キーで全キー一律に切り替えられるほか、設定ソフトウェアで各キーごとのカスタマイズが可能。

APC対応製品には、キーキャップの下に設置すると、キーストロークの戻りを早くするスペーサー2種類(2mm厚/3mm厚)と、キートッププラーが付属。また、右上に置かれた特殊キーの周囲は、ゴールド、シルバー、カッパーなど、モデルにより異なるカラーで囲まれている。

全キー対象のNキーロールオーバー、昇華印刷キーキャップ(一部モデルは非対応)、各キーの列に段差を設けスムーズな入力を補助するステップスカルプチャーなどの機能は、従来から継続する。

本体サイズはW369×D142×H30mm、重量は約1.1kg。ケーブル長さは1.7m。インタフェースはUSB。ラインナップは下記の通り。

  • 標準モデルのアイボリー

標準モデル

標準モデルはブラック(R2TL-JP4-BK)、アイボリー(R2TL-JPV-IV)の2種類を用意する。ブラックの押下圧は全キー45g、キーキャップはレーザー印刷で、かな無し。アイボリーは押下圧は変荷重(30g/45g/55g)で、昇華印刷、かな有り。価格はいずれも19,800円(税別)。

静音モデル

キー打鍵の音が静かな、静音仕様モデル。カラーはブラック(R2TLS-JP4-BK)、アイボリー(R2TLS-JPV-IV)の2種類。ブラックの押下圧は全キー45g、キーキャップはレーザー印刷で、かな無し。アイボリーの押下圧は変荷重(30g/45g/55g)で、昇華印刷、かな有り。価格はいずれも25,500円(税別)。

APCモデル

APC機能を搭載したモデル。カラーはブラック(R2TLA-JP4-BK)、アイボリー(R2TLA-JPV-IV)の2種類。ブラックの押下圧は全キー45g、キーキャップは昇華印刷で、かな無し。アイボリーの押下圧は変荷重(30g/45g/55g)で、キーキャップは昇華印刷、かな有り。価格はいずれも26,500円(税別)。

APC機能+静音モデル

APC機能と静音機能の両方を備えたモデル。カラーはブラック(R2TLSA-JP3-BK)、アイボリー(R2TLSA-JP3-IV)の2種類。2種類とも押下圧は全キー30g、キーキャップは昇華印刷となるが、ブラックはかな無し、アイボリーはかな有り。価格はいずれも27,500円(税別)。