OSMO Mobile 2以上に人だかりができていたのが、CP+で国内初お披露目となったデジタル一眼用のスタビライザー「Ronin-S」でした。従来モデル「Ronin」と比べて大幅な小型軽量化を果たし、OSMO Mobile 2に似たスティック状の扱いやすいボディーとしたのが特徴です。

  • 1月の家電見本市「CES」でお披露目され、日本ではCP+で初公開となったデジタル一眼用のスタビライザー「Ronin-S」。OSMO Mobile 2をひとまわり大きくしたようなスタイルを採用する

  • キヤノンのフルサイズ一眼レフ「EOS 5D Mark IV」とズームレンズ「EF24-105mm F4L IS II USM」を装着したRonin-S。重量は1.6kg近くにもなるが、しっかりと水平をキープしつつぶれ補正の効果が確認できた

  • かなり素早く動かしても、カメラはしっかりと水平をキープしていた。カメラとRonin-Sを合わせた重量はかなりのものなので、基本的に両手で扱うよう求められた

  • 重心を合わせるための機構は、Osmo Mobileシリーズと比べるとかなり複雑だ

  • タッチ&トライコーナーでは、説明員の話を聞きながらRonin-Sを熱心に試す人の姿が多く見受けられた。特に、古くからカメラに親しんでいるとおぼしき中高年層の姿が多く、関心の高さがうかがえた

CP+の会場では、ソニーのミラーレス一眼「α7S」のほか、キヤノンのフルサイズ一眼レフ「EOS 5D Mark IV」が装着されており、レンズ込みで2kgを超える重量級一眼レフでも防振の効果が得られることをアピールしていました。大型センサーを搭載した一眼ならではの表現の動画撮影をアクティブに楽しみたいと考える人にとっては、待ちに待った新製品といえるでしょう。

発売日や価格は未定とのことですが、デジタル一眼の動画撮影の実用性を大幅に高められる画期的なアクセサリーとして、一眼ユーザーにとっては発売が楽しみな製品といえます。