コンシューマー向けの製品ではないため、Optane SSD DC P4800Xの評価と言うよりはOptane技術の検証といった内容だったがいかがだろうか。とくに、一般的なベンチマークで転送速度を測るだけでも、Optaneは高速であるのだが、AS SSD BenchmarkやとくにPCMark 8のStorageテストの結果のように、Optaneは実際の体感上で速いレスポンスを体感できる製品であると示した。

ストレージは、インタフェースの帯域の向上とともに、HDDからNAND SSDへと進化するなかで、体感速度を大きく向上させてきた。NAND SSD全盛の現在、PCのレスポンスは大きく向上し、例えばOSの起動などは大幅に時間が短縮された。

ただし、ベンチマーク上では高速であっても、シーケンシャル・ランダムの入り混じる実環境では、時に読み込みが遅い、書き込みが遅いと感じるシーンは存在する。NAND SSDよりも快適なレスポンスを望むなら、Optaneが有望だろう。そうした点で、大いに期待したい。

また、今回はテストできないが、Optaneは耐久性・書き換え回数の上限がNAND SSDの比ではない点も特徴だ。コンシューマー市場にSSDが登場してからもう10数年が経った。

早くから利用している方のなかには、SSDが突然故障するようなことを何度か経験されているのではないだろうか。NAND SSDよりも信頼性が欲しい、という方にとってもOptaneは有望だ。

ただし、さすがにOptane SSD DC P4800Xはコンシューマー向けにオススメできるものではない。コンシューマー向けには、Optane SSD 900Pがリリースされている。

これもまだまだかなり高価なので、オススメできるのはコスパ、容量単価という点を度外視できる方に限られるが、今回検証したように、一足早く次の世代のストレージレスポンスを体感できるので時代の最先端でいたいPCDIYユーザーはチャレンジしていただきたい。