デンソーウェーブとスマートフォン事業を手掛けるアララは2月28日、デンソーウェーブが開発したQRコード「フレームQR」やセキュリティ機能を持つ「SQRC」を活用し、アララの決済システムと連携する、QRコード決済サービスの開発に共同で着手したことを発表した。

フレームQRは、コード中央部に図形・文字などを自由に配置できる2次元コード。SQRCは、データの読み取り制限機能を持ったQRコードだ。

今回開発に着手したQRコード決済は、有効期限付きのワンタイムQRコードをPOSレジや決済端末上に表示させ、専用のスマートフォンアプリで読み取ることで決済を行えるというもの。専用のサーバーにて認証を行い、取引履歴や読取履歴を保存させるなど、セキュリティ性能を確保することが可能だ。

  • 複数の支払い手段とつながるQRコード決済

    2018年3月6日から9日まで東京ビッグサイトで開催される第34回流通情報システム総合展「リテールテックJAPAN 2018」で、デンソーウェーブが実施する予定のデモ内容

QRコード読み取り時の支払い手段としては、アララが持つハウス電子マネーサービスがつながるほか、クレジットカード、デビットカード、銀行口座引き落としなど複数への対応を想定。また、プラットフォームとしての提供も視野に入れたビジネス展開を検討しているという。