三木谷氏はさらに、現在大きな話題となっている、国内での携帯電話事業参入について語りました。キャリア参入の背景として、既に日本で楽天Eコマースの売上の65%をモバイルが占めるなど、モバイルの重要性が大きく高まっていることを挙げています。

  • 楽天のEコマースの売上の多くをモバイル経由が占めるなど、楽天にとってモバイルの重要性は大きく高まっているという

そこで楽天はMVNOとして「楽天モバイル」を開始。個人向けMVNOとしては国内トップの座を獲得したが、三木谷氏はさらに「ゲームチェンジャーとして、モバイルで偉大な会社になる」と話し、総務省に周波数帯割り当ての申請をして携帯電話事業(キャリア)参入への強い意欲を示すとともに、携帯電話事業での大きな成長を目指すとしました。

  • 楽天は、挑戦者として携帯電話事業に参入することによって「ゲームチェンジャー」に

楽天が携帯電話事業で目指すのは、ネットワークとコンテンツ、サービスをつなげることだと三木谷氏は説明。これまでの楽天経済圏の戦略になぞらい、サービスの利用に欠かせないネットワークを触媒として顧客をつなげることで、ビジネスを拡大していく狙いがあるといいます。