レオパレス21は2月26日、AI(人工知能)がチャット形式で利用客の部屋探しをサポートするというシステムである「レオパレス21バーチャルデスク」を導入したと発表した。

新システムでは、Web画面を「レオパレス21バーチャルデスク」として、AI店員が利用客を出迎えて対話を進める。今回導入したシステムはWeb版であり、スマートフォン向けアプリ版は3月29日に公開する予定。

スマートフォン向けアプリ版では、テキストチャットに加えて音声チャットにも対応しており、店頭で相談している感覚で物件探しが可能だという。また「my DIY」や「Leo Remocon」など、同社が提供する独自のサービスに関する内容にも対応。

  • スマートフォンでの表示イメージ
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同サービスの導入により、深夜帯や休日、または距離が遠いために店舗に出向いての部屋探しが難しい利用客も、快適な部屋探しが可能になったとしている。さらに、運用開始後はデータを蓄積しAIに学習させていくことで、精度を向上するという。

このほかに同サービスでは、雑談対話、音声対話(スマートフォン版アプリのみ)、Webサイトの特集ページやFAQへのリンク、有人対応チャットへの誘導、検索条件の保存、AIによる最新物件の検索・表示といった機能を備える。

同社では2017年10月から、入居者の相談・質問にAIが回答する「LEO SUPPORT」サービスを開始しており、部屋探しから入居後のサポートも24時間体制でAIが対応することで、利用客の利便性向上と業務の効率化を推進していく方針だ。