デジタルサイネージを使ったプラットフォーム

ニセコの話が出てきたが、博報堂アイ・スタジオはニセコ地区にも、あるプラットフォームを用意した。NTT東日本と共同で実証実験を行う「capture」(キャプチャー)というプラットフォームだ。

これは、スマートフォンベースの高速物体検出デバイスを用い、スキー・スノボの滑走者の様子をキャプチャー。それを、NTT東日本のクラウドサービスを介することでデジタルサイネージに映し出すというもの。さらにキャプチャーした画像等は、スマホにダウンロードしたりプリントアウトしたりできる。

サイネージを遭難対策に活用

トレック トラックと比べるとエンターテインメント性が高いプラットフォームだが、バックカントリーなどの監視に活用できるシステムだ。博報堂アイ・スタジオは、このキャプチャーを活用してより安心して雪山を楽しめるようにしたい考えだ。

前述したとおり、アウトドアブームが高まっている。それにともない、バックカントリースキーや登山といったアクティビティを楽しむ層が増加。ただ、こうしたアクティビティを楽しむ人が増えるほど、遭難といったトラブルも多くなる。そうしたトラブルへの対策になるプラットフォームの構築は急がれるところだ。