NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの携帯キャリア3社がメッセージアプリ「LINE」などに対抗し、ショートメッセージサービス(SMS)機能を拡充すると日経xTECHが報じた。2月22日の記事である。日経xTECHによると、2018年内に3社の携帯電話をメッセージングサービス「MMS(マルチメディアメッセージングサービス)」に一斉対応させる。

  • NTTドコモとKDDI(au)、ソフトバンク

SMSは、自分の携帯の電話番号を利用してメッセージをやり取りするというもの。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社はそれぞれユーザーにSMSサービスを提供しており、キャリアが異なっているユーザー同士でもSMSのやり取りができる。ただし、送れるメッセージは半角英数字で160文字で、動画は送れない。

MMSでは、文字数の制限がなくなり、動画も送信できる。また、Eメールアドレスや、PCアドレスに向けたメールも送受信可能だ。アプリをダウンロードする必要はないので、ガラケーでも利用しやすい点も強みだろう。

Twitterでは2月22日12時36分の時点で、「打倒LINE」がトレンド入り。ただし、ユーザーのコメントは少し冷ややかなものが多い。「もうLINEでいいのでは……」や「打倒LINEの意味は、任天堂の倒し方を知っている、と同義語だよ」というツイートが見られた。一方でLINEを使っていないユーザーからは、「期待したい」とのコメントも。

  • Twitterでtrend入りを果たした

    Twitterでtrend入りを果たした

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの各広報担当者に、本件について問い合わせると、3社とも「現段階で発表できることはない」と回答。KDDIの広報担当者は、「ユーザーに向けてあらゆるサービス導入の検討をしており、準備ができれば発表する」とコメントした。