一方、国内でのブランド価値を示すベスト・ドメスティック・ブランドも公表された。
それによると、1位:NTTドコモ、2位:ソフトバンク、3位:au、4位:リクルート、5位:楽天、6位:サントリー、7位:花王、8位:キリン、9位:アサヒ、10位:ローソンという結果となった。
順位 | ブランド名 | 順位 | ブランド名 |
---|---|---|---|
1 | NTTドコモ | 21 | 明治 |
2 | ソフトバンク | 22 | ダイワハウス |
3 | au | 23 | 第一生命 |
4 | リクルート | 24 | NEC |
5 | 楽天 | 25 | バンダイナムコ |
6 | サントリー | 26 | オリックス |
7 | 花王 | 27 | 損保ホールディングス |
8 | キリン | 28 | パソナ |
9 | アサヒ | 29 | TOTO |
10 | ローソン | 30 | 積水ハウス |
11 | 日清 | 31 | ヤマト運輸 |
12 | JAL | 32 | ゾゾタウン |
13 | セコム | 33 | ABCマート |
14 | 三菱地所 | 34 | マツモトキヨシ |
15 | ライン | 35 | 三井住友トラスト |
16 | コーセー | 36 | MS&AD |
17 | ファミリーマート | 37 | ニトリ |
18 | カルビー | 38 | ガスト |
19 | かんぽ生命 | 39 | 住友不動産 |
20 | 三井不動産 | 40 | H.I.S. |
上位3位は通信事業者で占められ、これは昨年と同様の結果だ。ベスト40に入ってきた新顔は、32位:ゾゾタウン、36位:MS&AD、40位:H.I.S.といったブランド。ゾゾタウンは国内最大級のファッションショッピングサイトとして急成長し、MS&ADは保険会社としてブランド力を向上させた。H.I.S.は、「変なホテル」を展開するなど、単に旅行代理店といった業態以外への施策が評価された。
インバウンドの増加で伸びたブランド
ベスト・ドメスティック・ブランドで価値成長率が高かったのは、コーセー(前年比20%)、ライン(同18%)、ニトリ(同17%)、マツモトキヨシ(同14%)、アサヒ(同11%)といったところ。特にニトリとマツモトキヨシは、約2,900万人まで増えた旺盛なインバウンド需要の取り込みに成功した。2020年には東京オリンピックを控え、今後も訪日外国人が増える見込みといわれている。こうした需要を今後も取り込め続けるかが、ブランド価値向上のカギとなるだろう。
とはいえ、今後急速に力をつけるブランドが現れることが十分に考えられる。来年は、どのようなブランドが新たにランクインするのか、楽しみである。