MAYA SYSTEMはこの説明会にあわせて、「FREETEL」ブランドの最新スマートフォン「REI 2 Dual」と「Priori 3 LTE」の2機種も発表。説明に立ったECマーケティング部の山崎正志部長によれば「これまでのFREETELのスマートフォンはいわゆるODM生産だったが、今回の製品は設計から開発まで日本のチームが手がけた」という。

FREETELのメインストリームのスマートフォンとしては初めて、チップセットにQualcomm製のSnapdragonを採用するほか、「REI 2 Dual」はSony製のセンサーを採用した1300万画素のダブルレンズや、1600万画素のインカメラも搭載。「独自設計によるUIやカメラ機能も大幅に強化した自信作」という。従来通りビックカメラ、ヨドバシカメラなどの量販店で販売予定だ。

  • 「REI 2 Dual」は希望小売価格が3万6800円で、2月16日出荷予定

  • 「Priori 3 LTE」には7色のカバーが同梱される。1万6500円で2月23日の出荷予定

開発するeSIM搭載スマホは「最低39バンド対応」

国内SIMフリー市場はファーウェイやASUSなど、海外メーカーがシェアを拡大しているが、「大手とまともに戦うのはリスクがある」と吉田社長。今あるFREETEL製品のラインナップを整理しつつ、早期にeSIMを搭載したスマートフォンをリリースし、「MVNOの弱みである海外でのスマホ利用のサポート」を目指す。

「REI 2 Dual」は国内3キャリアはもちろん、海外キャリアの主要バンドもカバーしているが、今後導入されるeSIM搭載のスマートフォンでは、さらに対応周波数が重要なポイントとなる。吉田社長は「最低でも39バンドはカバーしたい。対応周波数帯という点でも、REIシリーズが中心になっていくのではないか」と見通しを示した。