リンクスは12月25日、スイスESPROSの2.6mm×2.6mmのベアチップ8×8ピクセルToF方式センサ「epc611」の販売を開始したことを発表した。

同製品は、最新のToFピクセル設計を採用することで、従来製品比で、受光感度が30%向上し、直射日光下において、7.5nW/mm2の照度で、正確な距離測定を実現する。また、秒間8000回転のフレームレートにより、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)アプリケーションにおける10Hzでの回転測距といった利用も可能だという。

さらに、同製品には、8×8ピクセルモードのほか、高速撮像モード、ビジングモードなど7種類の異なるToFモードが用意されていることから、ジェスチャー認識やロボティクス、ドローン、自動走行車、自動ドア、機械の安全性確保など、さまざまな分野や用途での活用が可能だとリンクスでは説明している。

  • epc611のチップ画像

    epc611のチップ画像 (出所:ESPROS Webサイト)