日本マクドナルドは今年も冬の定番商品「グラコロ」を発売する。2016年に大幅なリニューアルを受けた「超グラコロ」は、味も香りもそのままに今年も再登場となるが、マックは「新たな冬の味わいの提案」を狙い、「熟グラコロ」という新商品も同時に用意する。
「超」と「熟」の2面展開を図る今年のグラコロ
グラタンコロッケバーガの「グラコロ」は、1993年に登場したロングセラーの人気商品だ。2016年には大幅なリニューアルを受けて「超グラコロ」となり、生クリームとバターの風味がするバンズやスパイシーなコロッケソースなどが印象的な商品に生まれ変わった。この味は今年も同じものを楽しめる。
そして、マックが「超グラコロに匹敵する新しい冬の味わいを提案」(日本マクドナルド・ナショナルマーケティング部統括マネージャーの坂下真実氏)すると意気込むのが、新商品の「熟グラコロ」だ。これは超グラコロにビーフシチューを加えた商品で、コロッケ部分は「超グラコロ」と同じだが、その上にビーフシチューが足されているといった感じのハンバーガーだ。グラコロに足す素材としてはカレーやチーズフォンデュといったアイデアもあったそうだが、冬の新たな味わいとしてぴったりのビーフシチューに行き着いたという。
坂下氏によると、優しい味わいが特徴のグラコロは女性客にも受け入れられる商品となったが、ビーフシチューが加わってボリューム感も味の強さも増した「熟グラコロ」では、「がっつりとバーガーを楽しみたい」と考える新たな客層の開拓を図り、グラコロファン自体の拡大を狙いたいとのことだった。