フィンランドのFuturemarkは11月15日(現地時間)、VR向けベンチマークソフト「VRMark」の新テストとして、DirectX 12に対応した「Cyan Room」の追加を発表した。11月22日にリリースし、VRMarkのAdvanced EditionとProfessional Editionに無料アップデートとして提供される。

VRMark

VRMarkでは、すでに現行の「Oculus Rift」と「HTC Vive」に向けた「Orange Room」と、次世代デバイスに向けた「Blue Room」を提供するが、新たに追加されたCyan Roomは、VR向けに最適化されたDirectX 12エンジンをするというテストで、DirectX 12のようなオーバーヘッドの少ないグラフィックスAPIを使うことにより、パフォーマンスがそれほど高くないPCでも優れたVR体験が提供できるということを示すという。

Cyan Room

ほかのテストと同様に、性能を検証するBenchmark modeとVRヘッドセットで実際にVRコンテンツを体験できるExperience modeが利用可能で、Experience modeではVRヘッドセットが必須だが、Benchmark modeでは通常のディスプレイでも動作する。