アーティストのオリジナルグッズ作りも

「テプラ」というと、オフィス用ラベルライターというイメージですが、最近はさまざまなシーンで活用されています。

ガーリー「テプラ」は"整理整頓を心掛けたり、プレゼントラッピングやおもてなしをするのが好き"という人にマッチする製品です。実際に、アルバムやスケジュール帳に貼ったり、部屋にある小物にラベリングをしたりと、家庭の中で使う人が増加しているとのこと。

また、リボンに好きな言葉を印刷してアクセサリーにする人や、好きなアーテイストのオリジナルグッズを作る人など、新しい使い方をするユーザーも最近は多いそうです。

フォントの種類もかわいいものが多い

フレームなども充実

調味料も中身がわかりやすく

キングジム 常務取締役 開発本部長の亀田登信さんは「来年でテプラは30周年。発売当時はワープロやプリンターはなく、手書きが一般的だったため、手元できれいに印刷できるテプラはオフィスを中心に急速に普及しました。今はビジネスユース以外にも子どもの名前タグなど、家庭で使う方も増えてきたため、ホームユースモデルも開発しています。

テープはカラーバリエーションを増やすだけでなく、蓄光ラベル、アイロンラベル、マグネットラベル、リボンテープなど、使用シーンに合わせて素材も使い分けられるようにしています」と、時代とともにテプラの用途も変わってきていることを強調しました。

収納用品にラベリングするのはもはや一般的?

女性向けガーリー「テプラ」の開発の経緯について、商品開発部 井上彩子さんは「テプラはオフィスで使う事務用品というイメージでしたが、使うときにワクワクするようなとびきりかわいいものにしたら、使ったことのない人に手をとってもらえるかもしれないと思い、初代ガーリー「テプラ」を開発しました。本体は宝石箱のようなデザインで、バラや香水瓶など絵文字、フォントも筆記体などを取り入れたところ、女性に好評でした。

ユーザーの調査をしたところ、ガーリー「テプラ」を実際に使っているのは30~40代の方が多かったため、新モデルではその世代の方から要望が多かった機能を搭載しました」と語りました。

子どもと楽しく片づけするために

発表会では、テレビなどで活躍している整理収納アドバイザーの梶ヶ谷陽子さんも登壇。自身も前モデルの愛用者ということで、ガーリー「テプラ」を使った収納テクニックを披露していました。

左が整理収納アドバイザーの梶ヶ谷陽子氏、右が商品開発部 井上彩子氏

「ラクに片づけをする秘訣は、必ず収納場所を決めて、徹底して同じところに戻すことです。キッチンまわりの調味料、ポーチなどをラベリングするのが一番だと思います。ラベリングしてみるとわかりますが、人は不要なものにはラベリングしません。ラベリングしていくうちに不要なものが見つかってきます。そういった点でもガーリーテプラは大いに活用できています。

我が家では、物の収納場所は子どもが自ら選んでおり、子ども部屋で使うラベルもすべて子どもが作成することにしています。ラベルを作っておけば収納場所がわかりやすくなり、迷うことがありません。

前モデルでは、手書きフォントが大好きで愛用していましたが、漢字に対応していなかったのが不満でした。今回は手書きフォントも漢字に対応したとのことなので、新しいガーリーテプラを早く使ってみたいです」と笑顔で語りました。