iPhone Xの販売が、本日11月3日から始まった。開店時間の8時までにApple 表参道には550人が行列を成し、恒例のハイタッチで最新モデルの発売を祝った。

iPhone Xは9月に開催されたAppleのスペシャルイベントで発表されたiPhoneのハイエンドモデル。顔認証のFace IDや有機EL(OLED)を採用した全面ディスプレイなど先進の機能を搭載し、「スマートフォンの未来」を提示するモデルとして発表直後から注目度が高かった。

iPhone X

日本時間の10月27日午後4時1分から予約注文が始まったiPhone Xだが、ものの数分で初回販売分は売り切れ。既に一カ月待ちの状態となっている。この超人気モデル、予約開始前に、発売当日、予約無しでもApple Store実店舗で購入が可能であることがアナウンスされていたのだ。それもあって、Apple Store各店舗には前日から行列ができはじめ、Apple 表参道には開店時間の8時までに550人が行列を成した。

恒例のハイタッチで先頭グループが入店

いち早くiPhone Xを手にした神奈川県在住の大学生

ストアのスタッフが一階に上がってくると、店内は早くもお祭り騒ぎ。開店直前には恒例のカウントダウン……ではなく、「X(テン)」にあわせたカウントアップが始まった。10まで数え終わると、行列の先頭グループがハイタッチで入店していく。いち早く商品を手にしたのは神奈川県在住の男子大学生。毎年iPhoneを買い替えているとのことで、今回はiPhone Xのシルバーモデルを手にした。男性はiPhone Xでは、写真の編集機能が強化されているところを評価するとともに、好きなゲームを有機ELの全面ディスプレイで楽しみたいなどと話していた。

Face IDやアニ文字を楽しむ購入希望者

店内には先行して発売されたiPhone 8/8 Plusなど現行のiPhoneが全て揃っており、それぞれを比較して購入を検討できるようになっている。来店した購入希望者は、早速、新機能のFace IDや、新搭載のフロントカメラ「TrueDepthカメラ」に向かって頭を動かしたり、話したりすると、所作をキャプチャーし、プリセットされたキャラクターが同じ動作でアニメーションするiPhone Xだけの機能「アニ文字」や、同じくTrueDepthカメラを使って一眼レフで撮ったような写真が撮れる「ポートレートモード」でセルフィーを楽しんでいたりした。