買うのはちょっと……レンタルやお試し制度を使おう

全天球カメラやハンディGPSなど、あったら便利でも買うのはちょっと躊躇するかもしれない。そんなときは、レンタル事業者のサービスや、メーカーのお試し制度を使う……といった方法を検討してみよう。レンタルサービスは調べればたくさん出てくるので、ここではメーカーのお試し制度を2つほど紹介したい。

EPSON「WristableGPSレンタルサービス」

残念ながら、7月から大幅にサービスを縮小し、試用可能なのは「SF-850PB/PW」のみとなっているが、2,000円で10日間のレンタルが可能だ。レンタルスタート日は固定されており、あらかじめ日程に合わせた借用期間をチェックしておき、予約開始日にすかさず申し込みする必要があるだろう。今回の富士山行きに合わせて借りることはできなかった。

EPSONのWristableGPSレンタルサービスは、7月から1機種のみになってしまったが、実際に使って購入の参考にしたい人にはうってつけのサービスだ。現在、貸し出しを行っているのはアスリート向けモデル

UQ WiMAX「Try WiMAX」

Try WiMAXという名前からわかるように、本来は自宅やよく行くところでWiMAXが快適に使えるかどうか試すためのサービスだが、WiMAXやau 4G LTEエリア内ならば利用できる。こちらは往復の送料も含めて、無料で最長15日間のレンタルが可能だ。

筆者が何度か試した経験でいうと、すべての端末が貸し出し中ということはまずない(ハイスペック機が試用できないことはあったが)。端末を選ばなければ、貸し出し用の端末台数には比較的余裕があるのだろう。

UQ WiMAXのWi-Fiルーターを最大15日(現実には13日程度)、無料で利用できる。月初に借りる人が多いのでチェックしたところ、220Mbps・110Mbps機種は在庫ありだった

メーカーお試し制度はあくまで製品の実使用感を試すためのものだが、低価格で借りられるのがうれしい。当然ながら、紛失・盗難で返却できない場合は補填をしなければならず、そのためクレジットカードが必要だ(保証金の利用承諾をとり、未返却の場合は決済することで回収される)。また、「〇〇が当たる」の懸賞を見つけて応募してみるというのも手だ。今回筆者が使ったリコーの「RICOH THETA SC」は、とあるキャンペーンに応募したら当たったものだ。

今回は、旅行の記録として古典的な写真と、新しい記録として移動ログを取り上げたが、音声や動画など、思い出を残す方法は様々だ。旅行に出かけて写真を撮るだけでなく、それをどう残すか、どう人に伝えるかを工夫すると、楽しみも増えるだろう。