カシオ計算機は9月6日~7日、2017年秋冬の時計新製品発表会を東京都内の会場にて開催した。テーマは、「絶対精度の追求、その先へ。CASIO CONNECTED(カシオ コネクテッド) 」。「Connectedエンジン 3-way」が発表された前回(春夏の新製品発表会)と言葉を同じくしながらも、その内容には時を経ての違いが感じられた。

カシオ 2017年春夏・時計新製品発表会

G-SHOCK

OCEANUS
EDIFICE
PRO TREK

BABY-G
SHEEN

ペアウオッチ

前回は新技術のお披露目的意味合いが強かったが、今回はそれらの技術は普遍化するという前提のもと、よりユーザーの生活や気持ちにコネクテッドする表現や展開に重点が置かれていた。確実に、裾野は広がり始めたのだ。なお、掲載した写真はすべて、クリックで拡大表示。発売月はすべて予定、価格はすべて税別となる。

G-SHOCKコーナー。BASELWORLD 2017のカシオブースで展示されていた武者の甲冑も

今注目のMR-G、「赤備え」に続き「黒備え」登場!

G-SHOCKの最高峰ブランド「MR-G(エムアール・ジー)」からは、マイナビニュースの記事でも大きな反響があった「赤備え」(参考:写真で見る、1億個記念のG-SHOCK「MRG-G1000B」"赤備え")に続き、「黒備え」が登場。こちらのベースモデルは「Connectedエンジン 3-way」を搭載した「MRG-G2000」。正式な型番は「MRG-G2000CB-1AJR」となる。価格は40万円。

MRG-G2000CB-1AJR「黒備え」

「MRG-G1000B」"赤備え"のパーツディスプレイ

同じく「MRG-G2000」をベースとした「MRG-G2000HB-1AJR」も展示されていた。こちらは、BASELWORLD 2017で披露された特別仕様モデル「MRG-G2000HT」(世界限定500本、価格価格80万円)で使用された金工技法「鎚起(ついき)」による「霞鎚目」(かすみつちめ)を、ベゼルに使用(「MRG-G2000HT」ではバンドにも使用していた)。生産工程を工夫することで、限定ではなく通常生産品として発売を可能にしたという。10月発売で、価格は55万円。

MRG-G2000HB-1AJR

また、電波ソーラーとBluetoothを搭載したニューモデル「MRG-B1000」が登場。「MRG-G2000」や「MRG-G1000」よりやや小さめのフェイスで高機能を実現した。展示モデルの型番は「MRG-B1000B-1AJR」。価格も28万円と、かなり戦略的に設定されている。「MR-Gの販売に力を入れていく」というカシオ広報のコメントを裏付けるモデルだ。発売は10月を予定。

MRG-B1000B-1AJR

3機種とも、ケースとバンドはチタン製(機種により一部に硬化処理)。風防はサファイアガラス。