博報堂DYメディアパートナーズのスマートメディアラボと東京理科大学理工学部 大和田研究室は9月1日、AIを活用した次世代型メディア・コンテンツの共同開発を8月より開始していたことを発表した。
1月に活動を開始した博報堂DYメディアパートナーズ スマートメディアラボは、スマートメディアデバイス上で展開可能な次世代型メディア・コンテンツビジネスの開発を模索しており、今回、東京理科大学理工学部 大和田研究室と共同で、次世代型音声メディア開発を推進していくことで合意致したという。
その第一弾として、秋以降日本でも販売が予定されているスマートスピーカー向け音声メディアの開発を開始。
具体的には、さまざまな媒体社が保有するニュース記事原稿を、AIが解析・学習することにより、スマートスピーカー用の音声として適した言葉づかいや長さにするなど、情報を最適化するシステムの開発を行う。同取り組みは、既存メディアが持つコンテンツの再価値化・価値向上を図る狙いもあるという。
また、各種データを解析・学習させることにより、ラジオなどの音声広告の考査を効率的に行えるようにするなど、業務効率化システムの開発にも着手する予定だ。
なお、これらの開発成果に関しは、博報堂DYメディアパートナーズに常設されている「メディアルーム」にて順次公開していく。