Gartnerの日本法人であるガートナー ジャパンは8月24日、デジタル・ビジネスをサポートするパーソナル・テクノロジーのトップ10を発表した。パーソナル・テクノロジーとは、「オンラインで24時間つながっていることで、モノや人との双方向のやりとり・出来事・行動が次々と発生する時代において、包括的なデジタル・ライフスタイルを実現するパーソナルなデバイスやアプリケーション、サービスに直接関わるテクノロジー」であると同社では定義している。

パーソナル・テクノロジーのトップ10は以下のとおり(出所:Gartner)

  1. 機械学習(ML)/人工知能(AI)
  2. 仮想パーソナル・アシスタント(VPA)
  3. イマーシブ・テクノロジー(拡張現実:AR/仮想現実:VR)
  4. 3Dプリンティング
  5. 位置センサ/追跡(モノと人)
  6. 3Dカメラ
  7. 生体認証
  8. ウェアラブル・デバイス
  9. チャットスポット
  10. ワイヤレス充電

現在利用可能なすべてのパーソナル・テクノロジーについて、どのテクノロジーがエンドユーザーにとってのチャンスとなるのか、またどのテクノロジーが注視に値するほどには成熟していないのかを企業が判断するのは、決して簡単なことではないが、これらのテクノロジーを正しく活用することができれば、企業に大きな影響をもたらす可能性があるとGartnerでは指摘している。

なお、同社の調査ディレクターであるAnnette Jump氏は「今後2~3年の間に、パーソナル・テクノロジーはデジタル・ビジネスを推進し、サポートする上で大きな役割を果たすようになるだろう」と述べているほか、今後、テクノロジー産業の製品/サービス管理リーダーは、これらのパーソナル・テクノロジーを自社のロードマップおよび戦略に取り入れ、エンドユーザーのデジタル・ビジネスの成果を主導するユースケースをサポートするために使用する必要があると指摘している。