エルピクセル(以下 LPixel)は9日、東京大学医学部附属病院(以下 東大病院)を主任研究施設とする「各種診断支援ソフトウェアの学習および性能改善に関する研究(多施設共同研究)」に参画することを発表した。

この共同研究では、 主任研究施設である東大病院の診断支援ソフトウェア開発用の症例データベース(以下、CADデータベース)に蓄積されているデータを有効活用することで、診断支援ソフトウェアの研究開発を促進し、診断の効率・精度のさらなる向上を目指すもの。

LPixelは、CADデータベースの少量のサンプルデータを活用し、医療画像診断支援ソフトウェア動作検証を行ったのち、東京大学病院内に設置する解析用のワークステーションにLPixel製ソフトウェアをインストールし、CADデータベースに蓄積された画像データを学習することで精度向上を図る。

質・量ともに十分な画像データを有効活用することで、同ソフトウェアのさらなる精度向上が期待され、研究開発を加速し医療の発展に大きく寄与することが期待されるとしている。

なお、同社は国内だけでなく、海外の医療機関との共同研究も進めており、今後も医療画像診断支援ソフトウェアの普及に向けた取り組みを加速させていく構えだ。