Amazonの7型タブレット「Fire 7」の出荷が6月7日に開始されました。Amazonプライム会員ならクーポンコード適用で4,980円、会員でなくても8,980円で購入可能な本製品は、一般消費者には夢のような、同業他社には悪夢のような存在です。

Amazonの7型タブレット「Fire 7」。価格は8,980円(Amazonプライム会員はクーポンコード適用で4,980円)

とはいえ、いくらなんでもちょっと安すぎな本製品。まともに使えるのかどうか心配という方も多いのでは? そこで今回は自腹購入したFire 7のレビューをお届けいたします。

片手で掴める本体サイズ

7型ディスプレイを搭載したFire 7のサイズは192×115×9.6mm、重量は295g。1.85m級巨人のワタシなら、指の第一関節が曲がるくらいしっかりと握り込めます。

筆者の手の長さは約20cm。これだけしっかり握り込めれば、満員電車がどんなに揺れても床に落としてしまうことはないです

ディスプレイの解像度は1,024×600ドット(171dpi)。個人的には、通知バーの文字のジャギーは目立ちますが、Webページや電子書籍の本文ではそれほどドット感は気になりません。解像度は高いにこしたことはないですが、171dpiなら十分許容範囲内です。

通知バーを接写してみました。小さな文字ではジャギーが気になりますが、このサイズの文字を「読む」ことは滅多にないので無問題です

ハイパフォーマンスな端末ではない

プロセッサはMediaTekの「MT8127」(1.3GHz、クアッドコア)、メモリー(RAM)は1GBを搭載。8,980円という値段から誤解している方はいないと思いますが、けっしてハイパフォーマンスな端末ではありません。

ボディーはいかにもプラスチックな質感ですが、いい意味でのチープさが好印象です。ただディスプレイに非常に指紋が付着しやすいので、気になる方は防指紋、またはアンチグレアタイプの液晶保護フィルムを貼りましょう。

パッケージには本体、USB充電器、マイクロUSBケーブル、小冊子が収められています。マイクロUSBケーブルの長さはちょっと短めの1mです

本体背面。左上にリアカメラ、左下にモノラルスピーカーを配置。中央にはおなじみのAmazonロゴです

操作・端子部アップ。左からボリュームボタン、ヘッドフォンジャック、マイク、マイクロUSB端子、電源ボタン、マイクロSDカードスロットカバーが配置されています