アイロボットジャパンは、全国の20代から50代の男女800名を対象に実施した「掃除の未来に関する意識調査」の結果をまとめた。調査から、出来ることならば掃除はロボットに任せてしまいたいと考える人が多いことが分かった。

まずはじめ、家事を自動化できるなら、何を任せたいか(複数回答可)尋ねると、最も多かったのが「掃除」、2番目が「食器洗い」であった。

掃除機や食洗器が進化しても、まだまだ掃除や食器洗いは煩わしいようだ

掃除について、ロボットに任せられるなら任せるか尋ねると、「一部任せて、後は自分でやる」を含めて、94%の人が、掃除を「ロボットに任せる」と答えている。

掃除はすべて自分でやる、と答えた人はわずか5%ほどだった

調査を行ったアイロボットが販売する「ルンバ」の国内累計販売台数は、2016年10月末までで200万台ほど。総務省が2016年に発表した世帯数は5340万世帯なので、家庭に1つと仮定してもルンバの普及率は4%程度。パナソニックの「RULO」など他の多くのロボット掃除機を合わせても、まだ家庭に普及しているとは言い難い。

15年後、ロボット掃除機は全世帯の何割に普及していると思うか尋ねると、5割と答えた人が21%で最多。5割というと、2500万世帯ということだが、15年後の未来には、今よりはるかにロボット掃除機が普及していると予想する人が多かった。

果たして15年後に、ロボット掃除機は5割の家庭に普及するのか

最後に未来の掃除機はどうなっていると考えるか尋ねると、「コンピュータで家の間取りをすべて把握できる」「未来は、家自体が自動で掃除してくれるかもしれない」などの回答があり、掃除機がさらに進化していると考える人が多かった。