エプソンは17日、A4対応のビジネス向けインクジェット複合機「PX-M781F」、「PX-M780F」、「PX-M680F」の3モデルを発表した。いずれもファクス機能とADFを搭載している。5月25日から発売し、価格はオープン。

PX-M781F

PX-M781F

「PX-M781F」は、プリンタ / コピー / スキャン / ファクス機能を備えるA4インクジェット複合機。店頭予想価格は20,000円台後半。オフィスでの使用を想定して設置性を高めた省スペースモデルとなっている。

プリント方式には「PrecisionCoreプリントヘッド」を採用。印刷速度はA4片面でカラーが22ipm/モノクロが24ipm。ファーストプリント時間は約6.5秒で、耐久性は10万ページと高い。印刷コストはA4カラーで約7.3円。大容量インクカートリッジを採用することで、1,900ページまで印刷が可能。

操作パネルには4.3型光学式カラータッチパネルを搭載。店舗のカウンターなどの狭い場所にも設置できるよう、最大90度まで角度調整できるチルト機構を採用する。操作手順にあわせて、使用できるボタンだけが光る「ライティングナビ」も新たに搭載。操作性も向上した。

給紙カセットは2段を標準で装備し、給紙枚数は各カセットに250枚ずつをセット可能。ADFの容量は普通紙で50枚、自動両面読み取り対応だ。印刷解像度は最大4,800×1,200dpiで、4色独立型の全色顔料インクを採用。インクの打ち込み量を制御し、文字のエッジ部分を小さなドットで表現することで、小さな文字も細線もくっきりと鮮明に印刷できる。

インタフェースは10BASE-T / 100BASE-TX有線LAN、IEEE802.11b/g/n無線LAN、USB 2.0。本体サイズはW425×D503×H330mm、重量は約12.2kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Windows Server 2003 / 2003 R2 / 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2、Mac OS X 10.6.8以降。

PX-M780F

PX-M780F

「PX-M780F」は、給紙カセットが1段のみの下位モデル。店頭予想価格は20,000円台前半。液晶ディスプレイが2.7型に変更されており、印刷速度はA4カラー/モノクロともに20ipm。ファーストプリント時間は約7秒となっている。ADFの容量は普通紙35枚、片面読み取り。本体サイズはW425×D493×H249mm、重量は約9.2kg。その他の仕様はほぼ共通。

PX-M680F

PX-M680F

「PX-M680F」は、低コストでの導入が可能なモデル。価格は10,000円台後半。給紙カセットは1段で、印刷速度はA4カラー10ipm / A4モノクロ20ipm。ファーストプリント時間はカラー約10秒 / モノクロ約7秒となっている。印刷コストはA4カラー1枚あたり約11.4円。耐久性は8万ページで、解像度は4,800×2,400dpi。本体サイズはW425×D493×H249mm、重量は約8.7kg。その他の仕様は「PX-M780F」とほぼ共通。