文部科学省が2016年4月に、小学校におけるプログラミング教育の必修化の検討を発表したことで、子どもを対象としたプログラミング教育に注目が集まっている。プログラミング教室が急増し、全国各地で行われるようになったイベントも大盛況だ。
プログラミングというと専門知識が必要に思えるが、最近は子ども向けのわかりやすい教材や書籍が多数販売されている。中でも、特に注目されているのがソニー・グローバルエデュケーションの「KOOV」だ。
ブロックと電子パーツを組み合わせ、プログラミングするとロボットが反応する
KOOVは、ブロックと電子パーツから構成されている。それらを専用アプリのレシピを見ながら組み合わせてロボットを作り、ロボットを動かすためのプログラムを専用のKOOVアプリで作成するプログラミングキットだ。対象年齢は8才以上となっている。KOOVアプリの動作環境は、Windows 7(64bit)以降、mac OS X 10.9以降、iPadのiOS 9以降、およびインターネット接続環境だ。
KOOVアプリを使いながら一人でも遊びながら学べるように、ブロックの組み立て方やプログラミングの方法を分かりやすく丁寧に説明している。プラモデルの取扱説明書のように二次元ではなく、CG動画などの三次元で手順を確認できる。マウスを使って操作すれば、角度なども簡単に変えて見ることができるため、とてもわかりやすい。
KOOVは、KOOVアドバンスキット(EKV-200A)、KOOVスターターキット(EKV-120S)、KOOV拡張パーツセット(EKV-080E)の3種類をラインナップ。最初はアドバンスキットかスターターキットを選ぶ。
今回購入したのはアドバンスキットだ。電子パーツとピース(ブロック)の2つにカテゴライズされており、スターターキットは電子パーツの総数が16個、ピースが172個、アドバンスキットは電子パーツの総数が24個、ブロックが302個。「ロボットレシピ」の作例数も、アドバンスキットは22種類(スターターキットは14種類)と多い。
電子パーツには、駆動系のサーボモーターやDCモーター、LED(レッド、ブルー、グリーン、ホワイト)、ブザー、光センサー、赤外線フォトリフレクタ、加速度センサー、プッシュスイッチなどが含まれる。
購入したら、最初にやらなければならないのはKOOVのメンバー登録を行うこと。さらにKOOVアプリをインストールし、プレイヤーを作成しておく。これは必ずやっておかなければならず、KOOVアプリでログインしなければ、ロボットレシピなどの使い方を見ることができない。