Firefox 53の新機能
Firefox 53の新機能であるが、以下の通りである。
- 新たなコンポジタープロセス(Quantum Compositor)の追加によって、Windows上でグラフィックス関連の安定性が向上
- Firefox Developer Editionのテーマを元にした、明るめと暗め2種類の新しい「コンパクト」テーマが利用可能に
- プライベートブラウジングウィンドウにも軽量テーマが適用されるように
- リーダーモードにページの予想読了時間を追加しました。
- Windows 7以降の64ビット版OSユーザーは、スタブインストーラー上で32ビット版と64ビット版を選択可能に
新しいテーマは、アドオンマネージャーから選択できる。
Compact Darkを選ぶと以下のようになる。
また、変更点は、以下の通りである。
- 許可設定通知に よりすっきりとしたデザインを採用し、簡単に見過ごされないように
- Windows XPおよびVistaへの対応が終了。Firefox 52延長サポート版(ESR)を使用しているXP、Vistaユーザーには、あと1年セキュリティ更新の提供が継続
- 32ビット版OS Xへの対応が終了。32ビット版OS XユーザーはFirefox 52 ESRへ乗り換える ことで引き続きセキュリティ更新の提供が継続
- MacOS向け更新のダウンロードサイズがFirefox 52と比較して小さく
- 新たに開かれたページにメディアが含まれていた場合、そのタブが選択されるまで再生を保留するように
- Linux版ではPentium 4やAMD Opteron以前の古いプロセッサーを搭載したPCへの対応が終了
- 音声・動画コントロールのデザインを刷新
- タブ上に表示されるページタイトルが長くて収まりきらない場合、省略記号を使う代わりにフェードアウトするようにして可読性を向上
許可通知設定は、従来のデザインでは、プロンプトをうっかり消してしまいやすい、個別のサイトにおけるパーミッションの管理が面倒といった点が指摘されており、それを改善することが目的である。
この新ダイアログは、ログイン情報の保存の場面にも用いられる。開発者向けには、
- 背景が透明な動画の再生を可能にする、アルファチャンネル付きWebM動画に対応
などが追加された。