説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『パソコンに取り込んだ写真が勝手に転送されてきます!?』という質問に答えます。

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パソコンに取り込んだ写真が、いつのまにかiPhoneにあった……iPhoneユーザの多くが同様の経験をしているはずです。それは「マイフォトストリーム」と呼ばれる機能によるもので、iPhone/iPadやパソコン(Windows/Mac)などの製品間における写真の共有を実現します。

マイフォトストリームは、iCloud上に(最近取り込んだ)写真/ビデオをアップロードし、それらを共通のApple IDでひも付けられたすべてのデバイスで表示できるようにします。写真の転送は、Wi-Fi(パソコンの場合は有線LANも)に接続したタイミングで自動的に行われます。

つまり、パソコン -- MacはOS X Lion 10.7.5以降でiPhoto/Aperture/写真アプリのいずれか、WindowsはiCloudコントロールパネルがインストールされた状態 -- に写真を取り込んだところ、その写真が自動的にiPhoneやiPadに転送されていた場合には、それぞれのデバイスが同じApple IDでサインインされ、かつマイフォトストリームが有効になっていたと推定されます。

この状態を解消するには、マイフォトストリームを無効化します。他のデバイスに取り込んだ写真がiPhoneに転送されては困る場合は、『設定』→「自分の名前」→「iCloud」の順に画面を開き、「写真」をタップ、現れた画面で「マイフォトストリーム」スイッチをオフ(緑→白)にします。

パソコン側の「マイフォトストリーム」スイッチをオフにすることでも、同様の効果を得られます。Mac(写真アプリ)の場合は環境設定パネルの「iCloud」パネルに、Windowsの場合は写真オプションに、「マイフォトストリーム」スイッチが用意されています。

マイフォトストリームスイッチを有効にしていると、同じApple IDでサインインしているパソコンで取り込んだ写真が自動ダウンロードされることがあります