質の高い睡眠は、美肌・生産性アップ・ダイエット効果! 寝る前スマホは最悪!?

SEA Trinity代表取締役で、睡眠コンサルタント、産業心理カウンセラーの友野なお氏

今回は、睡眠コンサルタントの友野氏がゲストとして登場。睡眠コンサルタントの立場から、活動量計と睡眠の質について語った。

OECDの調査によると、睡眠時間の長さは、日本は26カ国中25位と、睡眠時間の短い国。さらに睡眠の質も悪いそうだ。厚労省の調査では、毎日の睡眠時間が6時間未満と回答した人は全体の4割におよび、近年この傾向は加速している。

そして、睡眠不足が原因となる経済損失は直接的には3.5兆円、医療費まで含めると実に約5兆円。睡眠不足は作業効率の低下だけでなく、心身不調の原因にも。こうした状況を改善するには、睡眠時間を削ってがんばるのではなく、しっかりした睡眠を確保して集中して働くことが望ましい。

2014年のOECD統計によると、平均睡眠時間(短さ)のワーストが韓国。それから1分差で日本

厚労省の統計では、4割の人が6時間に満たない睡眠時間。この数はここ数年増大中

より良い睡眠によって得られる効果。寝ないでがんばるのは逆効果。しっかり寝て、しっかり集中してがんばることが、色々な意味で良いこと

「〇時間寝たほうが良い」という具体的な数字は人によって異なるが、統計的には写真のような感じ。睡眠時間の少ない人は食生活も変わり、高BMI、つまり太りやすいという調査結果があるそうだ

睡眠不足は作業の効率を悪化させ、心身不調を招く。それによる経済損失も高く、改善には質の良い睡眠をとることが重要

眠りの量は、記録することで把握できるが(とはいえ書き留めるのは面倒くさい)、眠りの質を把握するのはなかなかハードルが高い。また、睡眠の改善を「主観」で行うのは難しく、モチベーションを維持するのも大変だ。そこでFitbit Alta HRのようなデバイスを使えば、睡眠時間だけでなく、睡眠の質を客観的に判断する材料を比較的手軽に得られる。モチベーション維持にも有効だとした。

友野氏がいうには、質の高い睡眠の効果を感じる簡単な方法は……、

寝る前にスマホを見ないこと。

……身に覚えがありすぎる。
読者の皆さんも試してみてはいかがだろうか。