「コーヒーにこだわる」層向けのサービスなので、気になるのは味だ。結論から言うと非常に美味しい。当たり前だが、素人が焙煎したものとは「違う」と感じた。また、今回はテスト機のため2種類の豆の「浅煎り」と「深煎り」、合計4種類の焙煎が楽しめたが、同じ豆でも浅煎りと深煎りではまったく味が違うのは感動的。深煎りは香ばしく深い味わいで、浅煎りは旨みと酸味を感じやすい。また、我が家のような手焙煎だとどうしても「煎りムラ」が出てしまうが、AE-NR01はサイクロンの力で回転させつつ、熱風加熱をするからか、とくに深煎りした場合に煎りムラが少ない。
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ブラジルの浅煎り(左)と深煎りをドリップして試飲してみた。浅煎りは旨みも強いが酸味があるサッパリした味。より豆っぽい香りも感じられる。一方、深煎りは香ばしさが強くパンチのある苦みとコクがあった。同じ豆だが味は驚くほど違っていて、どちらもそれぞれ美味しい |
ちなみに、我が家では「焙煎直後」よりも、焙煎2日後あたりのコーヒー豆が美味しいという結論となった。焙煎直後は香りと焙煎の香ばしさが、少し刺激的に感じる。しかし、2日ほどたつと、これらの要素がうまく交わって、マイルドで角のない味に仕上がる感じだ。こういった「味の変化」を楽しめるのも、自家焙煎ならではだと思う。