ソニーから2016年末に発売された「α6500」(ILCE-6500)。有効2,420万画素のAPS-Cセンサーを搭載し、光学式の5軸手ブレ補正 (5段分) もあり。α99 IIと同じく画像処理エンジン「BIONZ」に「フロントエンドLSI」を組み合わせるなど、NEX時代からの系譜も込みで考えると、完成形の雰囲気がある。
実は筆者、普段はα7やらα7R IIでの撮影が中心であり、APS-C用のレンズは所有していない。そんな状況で編集氏から「よろ」と届いたα6500。α7系ユーザーからすれば「イメージセンサー付きテレコン」として活用できそうだということで、フルサイズ対応レンズを取り付けての使用インプレッションをお伝えしよう。なおα7R IIの場合は、素直にAPS-Cモードにしたほうが早い。
手に持った印象は
手に持った感じは、ほとんどα7シリーズと変わりがない。α6500のサイズは120×66.9×53.3mm、α7 IIは126.9×95.7×59.7mmであり、極端なサイズ差はない。フルサイズ対応レンズを取り付けると、フロントヘビーになるため、右手は「添えるだけ」に近い状態だが、撮影時に違和感はあまりなく、すぐに慣れた。α7 IIをメイン機として、α6500をサブ機として2台体制で撮影する場合でも、スムーズに運用できそうだ。形状を見ると、α6300よりもグリップ内側の凹みが深くなっているので保持しやい。