カシオ計算機は22日、デジタルカメラ「EXILIM」(エクシリム)の新製品として、「美景」「美顔」「美脚」に自撮りできる「EX-FR100L」を発表した。ピンクとホワイトの2モデルを用意し、3月17日から発売する。価格はオープン、推定市場価格は50,500円前後(税別)。

EX-FR100L(ピンク)

ピンク

ホワイト

カメラ部とコントローラ部(液晶モニター)を分離・合体できるデジタルカメラ「FR」シリーズの最新モデル。従来のEXILIMで搭載してきた「メイクアップ機能」などの画像処理技術を融合させ、女性が自分撮りを楽しむことをコンセプトにしている。

ベースとなるモデルはEX-FR100で、35mm換算で16mm単焦点の広角レンズを搭載。日常カメラとして使いやすく、16mmクラスの広角レンズでありがちな画角周辺部の歪みも目立たないように画像処理してくれる。

セルフィースタイル

リモートスタイル

カメラスタイル

カメラ本体は、レンズ部とコントローラ部(液晶モニター)の分離・合体が可能。リモート撮影に便利な「リモートスタイル」、自撮りに便利な「セルフィースタイル」、通常のカメラと同様の「カメラスタイル」などを使い分けられる。また、1.7m落下の耐衝撃性能、IPX8/IPX6相当の防水性能、IP6X相当の防塵性能により、海やリゾートなどのアクティブシーンでも使用できる。

顔や全身の肌を滑らかに表現し、彩度やコントラストを上げてポップな色彩に仕上げる「メイクアップアート」を新たに搭載。「メイクアップビビッド」と「メイクアップHDR」という2つのモードを備え、人物とそれ以外の部分で画像処理を別々に行う。これにより、「美顔」と「美景」を両立する印象的な1枚を撮影できる。

メイクアップHDR

メイクアップビビッド

通常撮影

美脚ガイド

同じく新搭載の「美脚ガイド」では、液晶モニター表示されるガイドに合わせてポーズを取ることで「美脚」撮影をサポート。これらの新機能は、SNSの投稿で人気の高い写真や、工夫を凝らして撮影している女性たちを参考に開発されたという。

主な仕様は、撮像素子が裏面照射型の1/2.3型CMOSセンサー、総画素数が1,276万画素。記録画素数は静止画が最大1,200万画素(4,000×3,000ドット)で、最大1,920×1,080ドット(フルHD) / 30fpsの動画撮影も可能。

画像ファイル形式は、静止画がJPEG、動画がMOV(H.264/AVC)。約49.9MBのメモリを内蔵するほか、外部メモリとしてSDメモリーカード(SDXC対応)を使用できる。フォーカス方式はコントラスト検出方式、フォーカスモードはオートフォーカス / マクロ / パンフォーカスなど。撮影可能範囲は約3cm~。

イメージ

通信機能として、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0に対応。スマートフォン用アプリ「EXILIM Connect」と連携し、「エクシリムオートトランスファー」によって撮影した画像を自動的にスマートフォンへと転送できる。選んだ写真だけを転送することも可能だ。

電源は専用リチウムイオン充電池を使用し、撮影枚数が約235枚、(カメラ部単体動作:280枚)、フルHD動画実撮影時間が約55分、連続動画撮影時間が約1時間20分。本体サイズはカメラ部が直径60.9mm、奥行き33.3mm(ヒンジユニット除く)、コントローラ部がW59.2×D19.4×H86.7mm、重量はカメラ部が約76g、コントローラ部が約103g。

なお、FRシリーズのEX-FR100やEX-FR200は、1台のコントローラー部(液晶モニター)で2台のカメラ部を扱えるが(最新ファームウェアにて)、EC-FR100Lはカメラ部とコントローラー部が1対1となる。