ネイトロボティクスは2月7日、ロボット掃除機「ネイト Botvac Connected(ボットバック コネクテッド)」シリーズの最新モデル2機種を発表した。2月10日に発売する。
税別価格は「ネイト Botvac D5 Connected」が73,880円、「ネイト Botvac D3 Connected」が50,000円。ネイト Botvac D5 Connectedは大手家電量販店での販売が中心となり、ネイト Botvac D3 ConnectedはAmazonなどの通販サイトのみでの販売となる。
ネイト Botvac Connectedは、Wi-Fi対応IoT全自動ロボット掃除機だ。専用アプリを導入することで、iPhoneやAndroidスマートフォン、あるいはApple WatchやAndroid Wearデバイスなどから、掃除のスタート、停止、一時停止のほか、予約やメッセージの受け取りが行える。また、帰宅前に掃除が終わるよう任意のタイミングで掃除を開始する……といったことも可能だ。
今回の新製品は、2016年11月に国内で販売開始した「ネイト Botvac Connected」の普及モデルとなる。フラグシップモデルの価格は92,500円(税別)だが、新製品は吸引力や操作機能などは従来製品と同等のままで、液晶画面を省き、デザインや機能・付属品などをシェイプアップすることで価格を抑えている。
ネイト Botvac D5 Connected(以下、D5)は、フラグシップモデルから清掃モード切り替えを省き、アプリ操作対応項目や付属品を削減。掃除の能力はほぼそのままでコストを抑えた。一方のネイト Botvac D3 Connected(以下、D3)は、IoT対応の機能・性能はそのままに、最大可動面積を102畳までに制限し、アプリ操作対応項目や付属品を最小限に抑えている。
D5にはフラグシップモデルでは採用されていない大容量リチウムイオンバッテリーとアレルゲンカット超高性能フィルターを搭載している。これにより、フラグシップモデルよりも、ハイパワーかつ長時間の稼働を実現。フィルターは0.3ミクロンの細かな粒子もキャッチできる。形状も変更しており、着脱交換も容易になった。
ネイト Botvac D5 Connectedの本体サイズは、W321×D335×H100mm、重量約3.5kg(バッテリー含む)。集じん方式は紙パックを使わないダストボックス式、集じん容積は0.7L。稼働時間は充電1回で最大120分、充電3回で最大360分、充電時間は150分。最大可動面積は420m2(253畳)。本体カラーはブラック。
ネイト Botvac D3 Connectedの本体サイズは、W321×D335×H100mm、重量約3.39kg(バッテリー含む)。集じん方式は紙パックを使わないダストボックス式、集じん容積は0.7L。稼働時間は充電1回で最大60分、充電3回で最大180分、充電時間は100分。最大可動面積は170m2(102畳)。本体カラーはグレー。
以下、フラグシップモデルとも重なるが、両製品の主な機能を紹介しておく。
CornerClever技術によるD字型の「Dシェイプデザイン」を採用。前面の幅広ブラシと耐久性に優れるサイドブラシ(D3には非搭載)という2つのブラシを配置した。ゴミを撒き散らすことなく、丸型のロボット掃除機が苦手とする部屋の壁際や隅の掃除に適し、溜まりやすい角のホコリも掃除できる。SpinFlowパワークリーンシステムを搭載したことで、パワフルな吸引力も実現しており、ペットの毛なども掃除できる。
LaserSmartテクノロジーとリアルタイム物体検知機能により、部屋をスキャンしてマッピングしながら掃除。部屋の形状や家具、出入り口や階段の位置も自動的に特定する。さらに、効率よく部屋から部屋へ移動しながら、規則的に掃除する「マルチルームクリーニング機能」や、一旦予約設定すれば毎日指定の時間に自動で掃除する「オートスケジュール機能」、掃除中にバッテリーが切れた時に自動的に充電台に戻って、充電後に中断していた場所に戻って掃除を再開する「自動再開機能」なども備える。