アナログ・デバイセズ(ADI)は1月24日、車載オーディオ・バス(A2B)トランシーバの新製品AD242x A2Bシリーズを発表した。

同シリーズは、スレーブ間通信を柔軟に制御する機能を搭載し、低いデータ・サンプリング・レートにも対応。いずれの機能もバス帯域幅が大幅に改善されるため、車載通信やアクティブ・ノイズ・キャンセレーションのような新しいアプリケーションを視野に入れた重要な差別化要因となるとする。各製品とも既存の製品シリーズと完全なピン互換性を有する。

全製品が強化されたパルス密度変調(PDM)ブロックを搭載し、また、拡張GPIO、I2C、およびクロッキング機能を有するほか、A2B技術の適応範囲を最高級システムにまで拡大し、最大11ノードのデイジーチェーン構成に対応するとともに、ノード間の最大距離も15mまで延長している。

新しいAD242xシリーズは現在、32ピンLFCSPパッケージで提供されている。