ジャパンディスプレイ(JDI)は1月19日、プレミアムモバイル端末向けに、高解像度 ワイドQuad HDフォーマット(WQHD:横1440×縦2560画素)液晶ディスプレイ「Hi-Reso Display」の量産を開始したと発表した。

同製品は、従来の同等製品に比べパネルの消費電力を低減し、ディスプレイの高精細化と低消費電力化を両立。具体的には、低周波30Hz時の表示ちらつきを構成材料の工夫により解決し、場面に応じてLCD駆動周波数を、従来のパネルで用いられていた60Hzから低周波である30Hzへ切り替えることでパネル消費電力の低減を実現した。

また、同社独自のインセルタッチ第2世代Pixel Eyesにより、狭額縁化や黒の表現力が向上したほか、濡れた手で触れても誤動作しにくいという特長がある。さらに、Full-HDからWQHDのアップスケーリング機能を持つドライバICを搭載し、Full-HD表示システムで、WQHDの表示が可能であるため、スマートフォンの製品開発をより効率的に行うことができるとする。