使ってみてまずは感じたのは、機動力のよさだ。
実は筆者、数年前にスティック掃除機を処分し、以降はキャニスター型とロボット掃除機を併用。さっくりとした日常的なお掃除はロボット掃除機にまかせて、時間のある時にロボット掃除機が入れない部分や高所の掃除をキャニスター型で重点的に行っている。
しかし、台所の床にうっかり小麦粉などをこぼしてしまったときなど、限られた範囲をその場で掃除したい場合は、キャニスター型もロボット掃除機もマッチしないように感じていた。ここにスティックタイプの掃除機が1台あると、気になったところを気付いた時に掃除しやすくなる。
吸引力とバッテリーも優れている。
掃除機の吸引力を表す業界標準の指標「吸い込み仕事率」は公表されていないが、シャープによると同社キャニスタータイプと同等の部品を搭載しているとのこと。実感としても、キャニスター型にも劣らない吸引力だと感じる。床の上にたまったホコリや目に見えるサイズのゴミなどはヘッドで一往復すればほとんど吸い込んでいるし、ダストボックスを見る限りもしっかりとゴミを除去できていることがわかる。
そして、RACTIVE Airのバッテリー持続時間は、強モードで約8分、標準モードで約30分。我が家のリビング全体(13畳ほど)をざっくり掃除するには十分すぎて、キャニスター掃除機やロボット掃除機の出番を減らしてしまった。
バッテリーが着脱式で、本体から取り外して充電できるのも大きなメリットだ。バッテリー単体で充電できるので、RACTIVE Airを使わないときも、コンセントのある場所を意識せずに置いておける。しかも、約80分の急速充電にも対応し、別売のバッテリーを用意すれば連続して長時間掃除できるなど、柔軟なところがうれしい。