さて、当初はApple純正のアプリのみで始まったTouch Barのサポート。App Storeの専用コーナーを見ると、Touch Bar対応を実現したアプリが続々増えてきている。 AppleがMacBook Proの発表会で紹介したアプリである「Adobe Photoshop」も、Touch Bar対応版を配信開始した。また人気のあるカレンダーアプリ「Fantastical 2」や、シンプルなメールアプリ「Airmail 3」、定番日記アプリ「Day One」なども含まれている。

そして、筆者が今この原稿を書いているエディタアプリ「Ulysses」も、Touch Barをサポートするバージョンへとアップデートした。画面構成の切り替え、見出し、その他の書式、リンク作成、画像挿入といったツールバーの役割をTouch Barが果たしてくれている。

そのため、簡単な記号で書式を設定していくMarkdownを覚えていないユーザーも、素早く書式付きのテキストを仕上げていくことができるようになった。他方、書式を心得ているユーザーにとっては、Touch Barには触れずに作業を続けていくことになるのだが。 「Ulysses」はアプリ自体がシンプルではあるが、せっかくの新しいインターフェイスに触れずじまいではちょっとつまらない気もする。