Googleでは通常のAndroid端末をベースに、広角カメラ、奥行き感知カメラ、高精度センサータイムスタンプなどを追加したスマートフォンを”Tango端末”として提供していく考え。ではAR機能に特化したTango端末では、どのような使い方ができるのだろうか。

ルーバー氏はいくつかの具体例を紹介した。例えば、部屋に家具を置いた状況を正確に再現できるようになる。また、ゲームやアニメーションといったエンタメにも活用できる。このほかGoogle Search、Google Mapsにも応用できるという。どういうことだろうか。

AR機能に特化したTango端末では、どのような使い方ができるのだろうか。ルーバー氏はいくつかの具体例を紹介した

例えば、日用品を購入する必要が生じたとする。そこでGoogle Searchで商品を検索、Google Mapsで店舗を探した。ここまでは通常のスマートフォンでも行えることだ。しかしTango端末を使えば、店舗の床にルートが表示され、目的の棚まで迷うことなくたどり着けるという。高精度なARが利用できるTango端末ならではの使い方と言えるだろう。

ルーバー氏は、最後に「1年後には、より多くのDaydreamあるいはTangoに対応した端末がモバイル市場に投入され、より多くの人々が利用できるようになる。近々、日本にも導入できる見通し。成長の旅路はまだ始まったばかりだが、いまから展開を楽しみにしている」と期待感を口にした。