PixelではAndroid OS側で最適化を行い、VRをハイパフォーマンスで楽しめる設計にした。例えばVRの視聴中は不要なアプリがオフになる。これによりレイテンシー(遅延)をなくし、ユーザー体験を向上している。

これまでGoogleでは、段ボール製のCardboardビューア、およびCardboardビューア向けSDKの提供などを通じて、世界中の利用者にVRの面白さを伝えてきた。

新製品のDaydream Viewには、Cardboardビューアで培ってきたノウハウを詰め込んだという。例えば、素材にはシャツと同じ布を使用しており肌触りが良い。また様々なサイズが用意されているフェイスプレートは着脱でき、洗うこともできる。メガネはしたままでも使用可能だ。

このほか製品にはシンプルなコントローラが同梱されており、バットのようにスイングすることも、釣り竿のように振りかぶることもできる。突く、押すといった動作にも対応。タッチパッドではスワイプできる。ボタンも搭載されている。

Daydream Viewに同梱されるシンプルなコントローラ。タッチパッドやボタンも搭載されている。使用後は、Daydream Viewの中にしまうことができる

Google Play Storeには様々なゲーム、ビデオを用意。これらのコンテンツにはDaydream Viewからもアクセスできる設計になっている。このほかGoogleストリートビュー、Google Play Movie、YouTube、サードパーティのコンテンツの利用なども促進していく考えだ。

Daydream Viewの利用イメージ