Googleは1日、VRとARをテーマにした記者説明会を開催した。会場ではVRとARに特化したAndroidスマートフォンが紹介されたほか、有名アニメーターによる空間に3Dアートを描けるVRアプリ「Tilt Brush」のデモも披露された。

有名アニメーターによるVRアプリ「Tilt Brush」のデモを披露した

これからはVR、ARの時代

説明会にはGoogle VR パートナーシップ グローバルリードのアーロン・ルーバー氏(Aaron Luber)が登壇した。Googleでは現在、VRとARの技術開発に注力している。これは「PCから始まりスマホが登場した。これから先はVR、ARのデバイスの時代になる。テクノロジーの未来がその方向に向かっている」(ルーバー氏)との認識によるものだ。

Google VR パートナーシップ グローバルリードのアーロン・ルーバー氏(左)。GoogleではVRとARに特化した2種類のAndroidスマホを発表済み(右)

GoogleではVRプラットフォームDaydreamに対応するAndroidスマートフォン「Pixel」(HTC製)、およびVRヘッドセット「Daydream View」を発表済み。どちらの製品も日本での発売時期は未定だが、ルーバー氏が”Coming soon.”と話す通り、それほど遠くない時期に国内市場に投入されるものと思われる。

一方、AR機能Tangoに対応した「Phab 2 Pro」(Lenovo製)については、すでに日本でも発売が開始されている。

VRに特化した「Pixel」。海外では、既に発売されている。約5インチFHD(1080?1920ドット) AMOLEDディスプレイを搭載。兄弟機には約5.5インチの「Pixel XL」もある

ARに特化した「Phab 2 Pro」。約6.4インチQHD(1440?2560ドット) IPS液晶を搭載している。3種類のカメラを内蔵、3Dイメージキャプチャを実現する

VRヘッドセット「Daydream View」。コントローラが付属される。Snow(白)、Slate(グレー)、Crimson(赤)の3色を用意。柔らかい布を使用、クッション部分は洗える