ファミリーマートが本格的をうたった焼き菓子とカップ飲料の新ブランド展開を始めると発表した。お菓子や飲料は今までにも店頭にあったが、何が足りなかったのだろうか。
“本格的”にこだわった商品
同社が発表した焼き菓子ブランドの「JewelrySweets」は、味・見た目にこだわったスイーツコレクション。品質は、デザート工場や洋菓子専門店のノウハウを活かした専門店レベル。見た目にも華やかになるように、クリームを絞り、ナッツやドライフルーツをトッピング、選ぶ楽しみも提供する。さらに、タルト生地など、本格的な味わいにこだわった製法でつくり、食べたときの満足感が得られるようにするという。価格は198~248円(税込)と手ごろで、タルトやマカロンなど10種類の商品が店頭に並ぶ。
同時に発表されたカップ飲料のブランド「カフェ気分」は、お湯を注いで簡単に飲むことができるシリーズ。コーヒーや紅茶など嗜好性の高い商品は本格的であることと同時に、簡単、便利であることが求められていると同社は考え、味がおいしく、選択肢は多く、どこでも飲める、をコンセプトにしたという。定番のコーヒーはもちろんのこと、冬にちょうどいいしょうが湯や抹茶ラテなど10種類、108~128円(税込)となっている。
暖かい飲み物の売り上げが伸びる寒い時期に合わせて、飲料と一緒に食べるスイーツの同時発表となった。メインターゲットは、女性で、特にオフィスなどで、仕事の合間でも食べやすいものを想定しているという。焼き菓子は前年比2倍、カップ飲料は前年比10倍の売り上げを目指す。2つのブランドともに、29日から都内のファミリーマート・サークルK・サンクス約2600店舗で先行販売。販売エリアは順次広げていくという。
ここまで聞いて、「そういった商品、今までも似たものがあったのではないか」と思った方もいるだろう。狙いは何か。