Cypress Semiconductorは、ワイヤレス接続を数分で実現可能なIoT向け開発プラットフォームの最新版となる「WICED(Wireless Internet Connectivity for Embedded Devices)Studio 4プラットフォーム」を発表した。

同プラットフォームには、包括的で相互運用が可能なワイヤレスソフトウェア開発キット(SDK)が含まれているほか、同SDKにはテスト済みのWi-FiおよびBluetoothプロトコルスタックが含まれているため、開発者はワイヤレス技術に詳しくなくても、設計を進めることが可能になるという。

また、同社の「CYW 43438 Wi-Fi/Bluetoothコンボ ソリューション」および「低消費電力CYW 20719 Bluetooth/Bluetooth Low Energy(BLE)コンボソリューション」の両方をSDKはサポート。これにより、IoT機器でのデュアルモード接続にも対応可能となっている。

なお、同SDKについて同社は、Amazon Web ServicesやIBM Bluemix、Alibaba Cloud、Microsoft Azureなどの一般的なクラウドサービスを、プライベートクラウドパートナーから提供されるサービスと、SDKに含まれるライブラリと使用することで、数分でクラウド接続することが可能だとしているほか、Appleが同社のライセンシー向けに提供しているHomeKitホームオートメーションプラットフォームのほか、中国の微博(Weibo)ソーシャルメディアプラットフォームも近々サポートする予定だとしている。