日々Macを使用していると、写真やビデオ、iPhoneのバックアップデータなどで容量がいっぱいになり困ることがあります。そんな問題に対し、Appleは今まで、不要なファイルを削除したり、サイズの大きいファイルを特定したりする方法を推奨していました。さりとて、すぐに目につく不要なファイルなんてとっくに捨てているわけで、それでも空き容量が足りないから困るのです。

断捨離しようにも間違って必要なファイルを消してしまうのも怖いですし

しかし9月にリリースされた新OS「macOS Sierra」(以下、Sierra)では、ファイル管理の仕組みが大きく改善されました。「Siri対応」「Apple Watchでのロック解除」のような華やかさはないものの、知っておいて損はない万人受けの新機能です。

新機能「Optimized Storage」(最適化されたストレージ)とはなんぞや

その新機能の名は「Optimized Storage」(最適化されたストレージ)。めったに使わないファイルをiCloudに保存したり、不要なファイルを削除するよう促したりと、散らかったMacの中身を簡単に整理できるようになりました。

「最適化されたストレージ」を使うには、まずシステム環境設定で「iCloud」を選択し、「iCloud Drive」にチェックを入れます。さらに「オプション」をクリックし、「Macのストレージを最適化」をオン。

「Macのストレージを最適化」をオン

写真アプリでも、メニューの「環境設定」から「iCloud」タブを開き、「Macストレージを最適化」を有効にすれば準備完了です。

こちらも「Macストレージを最適化」をオン