NXPセミコンダクターズ(NXP)は10月18日、「i.MX 6ULL」アプリケーション・プロセッサを発表した。同社によれば、競合製品に比べ電力効率を最大30%向上するという。

同製品は最大528MHzで動作するシングルCortex-A7プロセッサ・コア、128KBのL2キャッシュを統合しているほか、16ビットDDR3/LPDDR2をサポート。パワーマネジメント機能、セキュリティ・ユニット、広範なコネクティビティ・インターフェースの統合により、セキュアなIoTアプリケーション向けに性能のスケーラビリティと低消費電力を実現するとしている。パッケージは低コストPCB設計に適した14mm角パッケージや、スペースに制約のあるアプリケーション向けにフォームファクタを低減する9mm角パッケージなどで提供される。

1万個一括購入時の最小単価は3.50ドル。現在サンプル出荷中で、量産開始は10月を予定している。