富士通は18日、教育現場向けの10.1型タブレットPC「ARROWS Tab Q507/PE」を発表した。発売時期は12月中旬で、価格は税別90,700円から。

ARROWS Tab Q507/PE

教育現場での使いやすさを考え設計した、Windows 10 Anniversary Update搭載の10.1型タブレット。本体は落下防止のため、本体四隅に滑りにくいエラストマー素材を使用。また、子どもが持ち運びやすいよう、約685gだった従来機「ARROWS Tab Q506/NE」(通常モデル)と比べ、本体を50g軽量化した約635gに改良。オプションのキーボードは従来機比で約320g軽量化した。一方で、ディスプレイとキーボードの開閉角度は従来の約150度から約125度まで狭め、軽量化しつつ倒れにくい構造へ変更。付属のペンは摩擦変動を調節し、より紙に書く感覚に近づけたという。

IPX5/7/8の防水性能も備えたほか、プールの授業を想定し、塩素濃度0.4~1.0mg/lの塩素水にも対応。タブレット本体をプールの中に入れて撮影することが可能となった。ただし、水中を移動する使い方はできず、移動する場合は一度水中から出して場所を移動し、再度水中へ入れ撮影する使い方となる。

標準構成の主な仕様は、OSがWindows 10 Pro 64bit、CPUがIntel Atom x5-Z8550(1.44GHz)、メモリが4GB LPDDR3-1600、ストレージが64GB eMMC、グラフィックスがIntel HD Graphics 400(CPU内蔵)、ディスプレイが10.1型ワイド(1,920×1,200ドット、IPS)など。

インタフェースはmicroHDMI×1、USB 3.0×1、USB 2.0×1、ヘッドホン・ヘッドセット兼用端子など。TPM(Intel PTT)も備えている。通信インタフェースはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.1。本体サイズはW264×D169.7×H11.8mm、重量は約635g。