慶応義塾大学 ハプティックス研究センターは双方向通信
今年のCEATECはベンチャーや大学機関の出展が増えたそうだが、会場を見ると確かに「学会のポスター展示やライブデモをそのまま持ってきました」的なものがあった(もう少し見せ方を変えたほうがいいとは思う)。その中で比較的大きなブースを構え、CEATEC AWARDの審査員特別賞を取っていたのが、慶応義塾大学のハプティックス研究センターだ。
技術を一言でいえば「双方向」。体感できるデモでは、足で操作するロボットハンドに果物と風船を持たせたときの「足応え」が違うものと、ハンドルを操作した際に路面の違いがわかるものを展示していた。実際の車はハンドルを通して路面の状態がわかるが、これを通信経由で遠隔地に伝わるようにしており、力触覚のフィードバックが存在する世界を体験できた。