米国で発表されて以来大きな話題となっているのが、ドローン「Karma」(発売時期・価格未定)だ。GoProはKarmaを単なるドローン製品ではなく、HEROのマウントの1つと捉えているそう。GoProで美しい映像を撮影するための手段と位置付けているのだろう。

Karmaには3軸カメラスタビライザーを搭載。日本での発売時期や価格は未定

Karma。クリックして画像を拡大

George Brown氏はKarmaについて、「ドローンとしての革新的な機能や操作性、他に類を見ない高い可搬性などを備えている。注目してもらいたいのは、標準装備のスタビライゼーション・システム。Karmaに付属する『Karma Grip』に取り付けることで、手持ち撮影でも安定した映像を撮影できる」と述べた。 HERO5カメラには、ソフトウェアによる手振れ補正機能が実装されたので、微細な振動にはカメラ単体で対処できるようになった。しかし、走ったり飛んだりなどの激しいアクションを安定して撮る上で、スタビライザーは欠かせないアイテムだろう。サードパーティー製でなく、GoProに最適化された純正の3軸カメラスタビライザーとKarma Gripの組み合わせにより、手持ちでも安定した撮影が行えるのは大きな魅力だろう。

HERO5 BlackとKarma Gripを組み合わせたところ

なお、Karmaは折りたたんで付属のバックパックにすっきりと収納可能で、さまざまなアクティビティに手軽に持ち出せる。これまで、ドローンに対するハードルの高さを感じていたユーザーも、Karmaで上空から撮影された驚くほど滑らかな映像を一見すれば、たちどころにKarmaのファンになってしまうだろう。Karmaは、ユーザーのクリエイティビティを刺激する、ドローンを越えたドローンであると感じた。

携帯ゲーム機のような「Karmaコントローラー」により、初心者でも映像を確認しながら比較的容易に安定してドローンを操れるのも心強い